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大阪府八尾市で多種多様な印刷を行う株式会社トーホーです。
インクジェット印刷は小ロット・低コストで、きめ細やかな表現ができる印刷できるので人気の印刷方法ですが、インキが密着しない場合があります。
この場合違う印刷方法にしなければいけないのかというと、その限りではありません。
今回は、シルク印刷orパッド印刷+インクジェット印刷などの「ハイブリッド印刷」のメリットについて解説していきます。
可能性を広げるハイブリッド印刷とは?
ハイブリッドとは、「交配」「雑種」という意味のある言葉で、近年では自動車でも環境に優しいことでハイブリッド車が人気を集めています。
ハイブリッドは現代では「異なる種類を掛け合わせる」という意味を持つようになり、印刷業界でも「ハイブリッド印刷」というものがあります。
ここからはハイブリッド印刷のメリットや特徴について解説していきます。
インクジェット印刷の苦手を克服できる印刷方法
インクジェット印刷は、商品へ直接高解像度・フルカラーの印刷に対応できる印刷方法で、小ロットから対応できるので、版代など初期費用が不要なので人気です。
あらゆるものへの印刷の対応力が強みのインクジェット印刷ですが、一方でデメリットもあります。
それがプリンターの能力で表現できる色しかプリントできないことや、金色や銀色、蛍光色などの表現ができない、素材の生地色の影響を受けるという3つの弱点です。
そこでハイブリッド印刷を選ぶことで、インクジェットのこれらの弱点を克服することができます。
異なるインキをかけあわせて印刷を行う
ハイブリッド印刷の一例として、透明のインキをパッド印刷やシルク印刷で印刷してからUVインクジェット印刷を行う方法などがあります。
この場合であれば、インクジェットでは難しい表現をパッド印刷やシルク印刷を行ってからインクジェット印刷を行うことで、インクジェット印刷のメリットをそのまま得ることが可能になります。
小ロットでコストを下げつつ、インクジェットでは難しい表現だけどインクジェット印刷を選びたいという方は、ハイブリッド印刷という選択肢もあります。
以下の画像は歯ブラシのハンドルにUVインクジェット印刷で柄を印刷し、表面(植毛側)にシルク印刷でロゴを印刷しております。
まとめ
ハイブリッド印刷は、異なるインキをかけあわせて印刷を行う方法です。
小ロット対応・低コストというインクジェット印刷のメリットをそのままに、インクジェット印刷のデメリットを解消できる印刷方法なので、販売商品のみならず、付加価値の高いノベルティにもおすすめです。
トーホーではさまざまな印刷技法を組み合わせた特殊な印刷だけではなく、パッケージやアッセンブリーを含めた一貫製造が得意です。他社と差別化を図った提案にぜひご検討ください。