シルク印刷&パッド印刷で実現する特色表現:Pantone・DICからメタリックまで【大阪・八尾の印刷会社が解説】

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2025.02.27

シルク印刷&パッド印刷で実現する特色表現:Pantone・DICからメタリックまで【大阪・八尾の印刷会社が解説】

シルク印刷&パッド印刷で実現する特色表現:Pantone・DICからメタリックまで【大阪・八尾の印刷会社が解説】

大阪府八尾市で多種多様な印刷を行う株式会社トーホーです。

販促物やオリジナルグッズなど、企業やブランドを印象づけるには「色」の存在が欠かせません。なかでもシルクスクリーン印刷とパッド印刷は、自由自在に色を調整できるだけでなく、特殊な素材や立体物にも印刷できるのが大きな強みです。本記事では、PantoneやDICといった特色の活用方法や、メタリックカラーへの対応など、幅広い色表現を可能にするシルクスクリーン&パッド印刷の魅力を徹底解説します。

シルクスクリーン印刷とパッド印刷の基礎知識

シルクスクリーン印刷の特徴

シルクスクリーン印刷は、版にメッシュ(スクリーン)を張り、インクを押し出す形で印刷を行う方法です。布や紙、プラスチック、金属、ガラスなど様々な素材に対応できるため、Tシャツやトートバッグなどのノベルティをはじめ、ポスターやパッケージなど多岐にわたる用途で採用されています。

《 メリット 》

▶︎ 分厚いインク膜が作れるため、鮮やかな発色が可能
▶︎ 大判サイズの印刷にも対応しやすい
▶︎ インクのバリエーションが豊富で、特色調色によるオリジナルカラーやメタリック表現にも強い

《 デメリット 》

▶︎ 版代や工程がかかるため、小ロットではコストが割高になる場合がある
▶︎ 画像や微細な表現はやや苦手とされる(デザインによる)

シルクスクリーン印刷機

シルクスクリーン印刷機

パッド印刷の特徴

パッド印刷は、凹版にインクを盛り、やわらかいシリコンパッドで転写する方法。曲面や凹凸がある立体物にも対応しやすく、ボールペンや小型のノベルティグッズ、電子部品など多方面に活用されています。

《 メリット 》

▶︎ 曲面や複雑な形状にも印刷可能
▶︎ 小さな面積でもロゴや文字を高精細に再現しやすい
▶︎ 素材選びの自由度が高く、幅広い用途に利用可能

《 デメリット 》

▶︎ 大きなサイズの印刷には向かない
▶︎ 色数が増えるほど工程が増え、コストが上がる傾向

パッド印刷機

これら2つの技術は共に特色インクやメタリックカラーなど、多彩な色表現に柔軟に対応できるのが魅力です。印刷する素材やデザインに合わせて使い分けることで、より理想に近い仕上がりを実現できます。

特色表現が重要な理由

ブランドイメージの統一

色はブランドイメージに直結する重要な要素です。商品ロゴや企業ロゴに使用されている色を正確に再現することで、ブランドの世界観やメッセージを的確に届けることができます。一般的なCMYKの4色分解では再現しにくい鮮やかなカラーや独自のイメージカラーを持つ企業は、特色印刷を活用することで厳密な色管理を可能にします。

視認性・デザイン性の向上

特色インクを使用すると、CMYKでは出せない深みのある色や鮮やかさが得られ、視認性とデザイン性を高めることができます。特に看板やパッケージなど、消費者の目に留まりやすいアイテムでは色の正確さが購買意欲に大きく影響します。

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Pantone・DICで実現する思い通りの色

Pantone(パントン)とは

Pantoneはアメリカのカラーチップブランドで、世界中で標準化された色見本です。「PANTONE〇〇C」「PANTONE〇〇U」など、紙の種類(コート紙、上質紙など)に合わせて分類されています。マーケティングやブランディングでグローバルに展開している企業は、Pantoneを基準にすることでどこでも同じ色を再現しやすくなります。

DICとは

DIC(大日本インキ化学工業)の色見本帳は、日本の印刷業界でよく使用される特色規格です。日本の印刷会社やデザイナーにとっては馴染み深く、ブランドカラーを国内で統一する場合にはDICのカラーチップを参照することが多いです。

Pantone パントン パントーン 指定 色指定 特色指定 DIC DICカラー

シルクスクリーン&パッド印刷での色合わせ

シルクスクリーン印刷とパッド印刷では、インクを自社工場や協力工場内で手作業もしくは専用の機械を使って調色するため、色見本帳を基準に調整していきます。

▶︎ 印刷素材(布、プラスチック、金属など)の特性に合わせ、インクの種類や濃度を調節
▶︎ 試し刷りを行い、色見本帳とのズレを微調整

このように、版や素材に合わせて細かく調整を行うことで、カラーチップに近い色味を再現することができます。

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メタリックカラーを活かした印刷

金・銀だけじゃないメタリックの世界

メタリックカラーといえばゴールドやシルバーが代表的ですが、レッドメタリックやブルーメタリックなど、個性的で光沢感のあるインクも幅広く存在します。ロゴや文字、イラストにメタリックを取り入れることで、特別感や高級感を演出することが可能です。

メタリックインクならではの注意点

▶︎ インクの粒子が大きいため、版のメッシュ数やパッドの形状に合わせて印刷条件を調整する必要がある
▶︎ 素材の地色が透けないように、下地に白インクを刷る場合もある
▶︎ 価格がやや高めになる傾向があるため、コストとのバランスが重要

メタリックカラーは華やかな仕上がりが期待できる一方、技術的なノウハウも必要とされます。専門的な知識を持つ印刷会社に相談することで、理想的な光沢と色味を得られるでしょう。

多彩な印刷シーンと事例

ノベルティや記念品

企業のイベントや周年記念、スポーツチームのグッズなどに利用されるノベルティは、ブランドカラーやチームカラーを忠実に再現するだけでなく、メタリックカラーを取り入れることで一気に特別感を高めることができます。
・例:ロゴ入りTシャツ、オリジナルマグカップ、ショッピングバッグなど

ノベルティ商品製作

パッケージ・商品ラベル

商品パッケージやラベルでシルクスクリーン&パッド印刷を活用すれば、競合と差別化できるデザインを実現可能。立体物へのダイレクト印刷により、紙箱だけでなくビンやボトルにもオリジナルカラーをしっかり定着させられます。

パッケージ(箱)

工業部品やサインボード

パッド印刷の細かい表現力は、電子機器や工業部品への印刷にも重宝されます。また、大型のサインボードやディスプレイなどはシルクスクリーン印刷が得意分野です。屋外用途には、耐候性のあるインクを使用すると長期的な色の再現性が保てます。

まとめ 自由度の高い色表現で差をつけよう

シルクスクリーン印刷とパッド印刷は、PantoneやDICを使った特色対応はもちろん、メタリックカラーなどの特殊な色表現にも柔軟に対応できるのが大きな魅力です。特に企業やブランドのイメージカラーを忠実に表現したい場合、これらの印刷方法は強い味方となります。

▶︎ ブランドカラーの正確な再現:PantoneやDICのカラーチップをベースにした色合わせ
▶︎ 立体物への印刷:パッド印刷による曲面や凹凸面への対応
▶︎ 個性を演出:メタリックカラーや特殊インクで特別感をプラス

こだわりの色表現によって他社にはないオリジナリティを打ち出し、商品やブランドの魅力をさらに高めてみてはいかがでしょうか。

トーホーでは、シルクスクリーン印刷やパッド印刷の専門知識を活かし、Pantone・DICをはじめとした特色対応に力を入れています。曲面印刷やメタリック表現など、「こんな印刷できるのかな?」と疑問に思われたら、ぜひ一度ご相談ください。多彩な事例と経験をもとに、最適な印刷プランをご提案いたします。

 

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